最近の国際交流

2010年11月29日〜12月2日にかけて,韓国から宗教指導者,マスコミ人,国会議員,学者など30名が「韓国指導者訪日ツアー」として来日し(主催:韓国宗教協議会,日本:UPF),シンポジウムなどを行い日本の学者,宗教家など有識者と意見交換を行なった。今回のメイン・テーマは,「信教の自由と人権問題」で,宗教をめぐる拉致監禁・強制棄教などの問題について,韓国の視点をも交えて活発な議論が繰り広げられた。

2010年2月16日〜22日,韓国において開催された国際指導者会議に日本から国際政治や宗教などを専門とする教授3名が参加した。会議のメインテーマは「持続する平和世界の建設:神の下の一つの世界」。同会議には世界70カ国から270名余りの各界の指導者が参加して,世界平和実現に向けた実践課題について討議をしたほか,現在UPFが進めるさまざまな平和構築活動の実践例が報告された。

2009年7月8日〜11日,韓国において開催された「世界平和サミットおよび国際指導者会議」に,日本から専門の学者2名が参加した。中東地域におけるイラン,イラク,パレスチナ問題を始め,アフガニスタン問題,東アジアにおける北朝鮮をめぐる核開発問題など,世界の重要な問題について,政治家のみならず,宗教者や専門家,NGO指導者などが参加して,国連の刷新も含めて熱心に討議した。

2009年1月30日〜2月3日にかけて,米国ニューヨークにおいて「世界平和サミットおよび国際指導者会議」が開かれ,日本から3名の学者が参加した。




主な国際会議

国際指導者会議
2012年1月21日〜25日,韓国・ソウルにおいてUPF主催の国際指導者会議が開催され,世界72カ国から各界の指導者約200人が参加し,「宗教間の対話とグローバルな協力」をテーマに熱心な討議がなされた。日本からは学界から大学教授が4人参加した。
 22日,ソウル市内の「超宗教平和センター」での開会式においては,国連が昨年より記念行事として定めた「世界諸宗教調和週間」にあわせ世界の諸宗教間の調和プログラムが行なわれた。すなわち,キリスト教,イスラーム,仏教,神道など8つの宗教指導者がロウソクに火を点し,各宗教の伝統に従った平和の祈りを捧げた。
 分科会では,「北東アジアにおける平和と安全保障」「平和と安全保障―グローバルな視点」などのセッションで熱い討論がなされた。日本から参加した北朝鮮の専門家は,北朝鮮の人々の,食糧事情や信仰の自由のない厳しい現実を紹介した。強大化する中国に対する安全保障に関して,日米韓の協力関係強化のための制度的整備の必要性が訴えられていた。最後に,韓国の統一財団の文理事長が,米国の赤字の増大など経済力低下により世界の警察の役割が果たせなくなりある現状を数字で示しながら,東アジア諸国も防衛力の整備が必要だと訴えた。

国際指導者会議
2011年7月15日〜18日,アフリカ・ナイジェリアの首都アブジャにおいて,UPF主催国際指導者会議(ILC)が開催された。今回のテーマは,「アフリカと世界の恒久平和の時代を目指して」で,世界69カ国から700名の各界指導者が参加して,アフリカが抱えるさまざまな問題について討議した。とくに,ジャスミン革命で大きな変革の波を受けている北アフリカ諸国の問題をはじめ,アフリカに共通する農業・食糧問題,保健・衛生と開発,スーダン問題に見られるような宗教間の和解と平和構築,腐敗をなくしたよき統治,人口離散など多くのテーマが扱われた。日本からは,政治家,宗教家,学者などが参加,PWPAからは国際法学者が参加した。会議の中で,アフリカによく見られる政治家の汚職・腐敗の背景に「神に対する畏れがないこと」が指摘され,人々と霊的覚醒と宗教者の全面的な関与の必要性が強調された。

国際指導者会議
2011年2月6日〜10日,韓国・ソウルにおいて,国際指導者会議が開催された。今回のテーマは,「宗教間協力と恒久平和の時代に向けて」で,世界60カ国から200名余りの各界人士が参加したが,今回は昨年の国連で決議された「世界諸宗教調和週間」にあわせて,同記念行事として開催された。
 開会セッションでは,キリスト教,イスラーム,仏教,神道,ユダヤ教など世界の代表的宗教の指導者が登壇して各宗教の経典の一部を朗読し,ロウソクに火を灯したあとそれぞれの伝統に従って祈りを捧げた。続いて,アイダ・オディンガ・ケニア首相夫人の挨拶と文亨進UPF世界会長が「神様は宗教の教義の中だけでなく,自然界,数理的・物理的法則を通して現れてもいる」と基調講演の中で語った。
 分科会では,日本から参加した二人の専門家が,国連の改革に向けた具体的提言を行なった。その中の一つ,超宗教議会理想に向けたステップとして,国連信託統治理事会の改編による可能性と国際的に活躍する次世代指導者養成の必要性とのアイディアは,参加者の高い賛同を得ていた。そのほか,世界各地で頻発する紛争解決のための原理と事例研究のセミナーがあり,そのビジョンを共有する機会となった。

超宗教アセンブリ
2010年10月8日〜12日,韓国・ソウルにおいて「超宗教アセンブリ」が開催され,世界40カ国から1200名にのぼる各界指導者が参加した。今回のメイン・テーマは,「平和と開発のための超宗教」で,「国連超宗教議会に関する協議」「中東平和イニシアティブ」「朝鮮半島の平和的統一」などの分科会が開かれ,現場での活動を踏まえた活発な議論が繰り広げられた。日本からは,宗教家,学者・元外交官などが参加した。
 とくに宗教をめぐる争いが世界の紛争の大きな問題となっている中,宗教間の対話(interfaith)に関するセッションも設けられ,対話と和解に向けて真摯な取り組みが見られた。同セッションでは,最初にキリスト教,イスラーム,仏教,神道など7つの宗教を代表する宗教指導者が,それぞれの聖典より平和に関する教えを朗読,その後,各宗教の伝統に従った祈りを捧げて平和を祈願した。開会セッションでは,ヨルダンの超宗教共生調査センターのハミド・ムラド博士など3人がパネリストとなって,世界平和のために宗教が果たすべき役割について,具体例も交えて講演した。

欧州指導者会議・事実調査旅行
2010年8月1日〜5日,東京において,欧州11カ国から元首相,元閣僚,現職国会議員,人権専門家,ジャーナリストを含む25人の一行を迎えて,「欧州指導者会議・事実調査旅行」が開催された(UPF主催)。日本からも,国会議員,外交官,大学教授,宗教家などが参加し,東アジアにおける人権状況を中心に討論をした。主なテーマは,?北東アジアの平和と安全保障,韓半島の南北統一の展望と日本の役割,?UPFのビジョンと活動,?日本における人権問題,とくに拉致監禁・強制棄教問題など。アカデミーからも外交官,大学教授が参加し,テーマに沿った発題を行なったほか,ディスカッサントとして積極的に議論に参加した。

日韓平和指導者国際会議
2010年8月24日〜25日,東京において,「日韓平和指導者国際会議」が開催(UPF韓国・日本の共催)された。この会議には,同年6月に韓国の地方選挙で当選した地方議員をはじめ,政治に関係する人々が200名余り参加し,日本からも地方議員,大学教授,行政担当者などが多数参加し,日韓の政治課題を中心に熱心な議論が展開された。全体のテーマは,「韓国併合100年を超えてー平和時代100年の出発」であるが,全体会議に続いて,分科会も開催され,個別の課題について検討した。分科会のテーマは,「日韓地方自治体の財政危機と代案」「少子化問題とその対応策」「多文化家庭と地方自治体の政策」。日韓両国とも似た課題を抱えているところもあり,互に情報を交換しながら,それぞれの現場に活かすべく熱心に議論していた(「世界平和研究」2010年秋季号参照)。

ベーリング海峡平和フォーラム国際会議
2010年5月26日,韓国において,ベーリング海峡平和フォーラムが主催する国際会議が開かれた。今回のテーマは,「共生と国際平和の道」。最初に韓国・培材大学ハン・チョンマン教授が「中国・日本のシベリア進出の動向と韓国の対応課題」と題して発題。中国のロシア極東地域への人の移動が活発化する中,中露間でさまざまな葛藤があることを指摘しながら,韓国の展開を展望した。続いて,韓国外国語大学のクォン・ウォンスン教授が,「ベーリング海峡プロジェクトとロシア鉄道の発展戦略」と題して報告。近年ロシアは,極東地域を環太平洋経済圏の拠点と位置づけ資源開発と港湾整備に力をいれているが,その近代化が課題だと指摘した。さらにロシア政治学会のウラジミール・ペトロフスキー理事長は,ベーリング海峡プロジェクトについて「新しい国際協力の枠組みを作る契機となるもので,世界経済にも寄与するだろう」と評価した。

ICWP世界平和に関する国際会議(ICWP)
日本を取り巻く厳しい国際情勢、その中でも特に近隣のアジア諸国は文化的、政治的、経済的にも様々な危機を孕んでいます。ICWPは、アジア諸国の各専門分野からの参加者により、アジアの平和と繁栄をめざして行われる総合的、学際的な国際会議です。

PWPA世界会議
PWPAの各国代表が参加する国際フォーラムで、世界平和に関する主な社会問題に取り組んでいます。第1回会議は、1983年12月に韓国・ソウルで開催され、世界72ヶ国から代表が参加しました。これまでの会議では、ソビエト体制の崩壊、民主主義の将来、世界の家庭の未来などについての検討がなされてきました。

科学の統一に関する国際会議(ICUS)
1972年より開催されている国際会議で、「多様な専門分野の学者が一堂に会し、グローバルな諸問題に学際的に取り組み、その中で相互の関連を論ずることのできる、唯一の世界規模の会議」(ローマクラブ会長、アレキサンダー・キング氏)と評価されています。2大テーマは、「細分化した諸科学の統合」と「科学と価値の調和」。

女性学長会議その他の主な国際会議
「世界大学女性学長会議」、「パンタナールの環境保全と持続可能な開発に関する世界会議」など、PWPAが協力している主な国際会議。